「昨夜のカレー、明日のパン」という本を読みました。

いろんな本を読みたい!から始まって、今回も短編小説!

昨夜のカレー、明日のパン」という本を読みました。

本の内容が死を扱う本なので、一度は選ぶのをやめたのですが、やはりタイトルにひかれて読みました。

大事な人を失った人たちが、自分なりに前を向いて生きていく姿が描かれていて、苦しいのに、なぜか心が暖かくなって前向きな気持ちにさせてくれる本でした。

本の世界にどっぷり浸かってサラッと読めるので、あっという間に楽しい時間が過ぎていきました。

本の内容と作者

本の内容

7年前、25歳で死んだ一樹。
遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物とかかわりながらゆるゆるとその詩を受け入れていく感動作。

作者:木皿 泉(きざら いずみ)

日本の脚本家。

あやこ
あやこ

和泉 務(いずみ つとむ)と妻鹿 年季子(めが ときこ)夫婦ユニットだそうです。

とても素敵ですね✨

「大丈夫!」って、言われたい。

死んだ一樹と幼馴染みの宝の幼少期の会話の回想シーンがあります。

「ボクが見てるから大丈夫」
省略
「本当に見ててよ」
「大丈夫。ずっと見てるから」

「昨夜のカレー、明日のパン」から引用

このシーンがとても私には嬉しくて切なくて、本が読み終わった後にもう一度読み直しちゃいました。

なんだろうなぁ。

子供のころも、大人になっても「大丈夫?」はよく言われるけど、「大丈夫!ずっと見てるから」なんて言われないからなのでしょうか。

「大丈夫?」ではなく「大丈夫!」を言えるマダムになっていきたいです。

とりあえず、子供にたくさん使ってみます。笑

終末期を迎える場所

セツコと父・ギフが住む家には銀杏の木があり、この銀杏の木と話をしたり、銀杏の実を割ったりする話がちらほら出てきます。

この木がとても素敵で、一樹の母、夕子がもう治らない病気なので自宅で療養することに。

自宅で介護ベッドを設置した場所から、銀杏の木を眺めるシーンがあります。

「自分の死ぬ場所はここが良いんだ」と、思えることって素敵ですよね。私の理想とする死に方です。

私は老人ホームで清掃のバイトをしているので、結構死が身近にあります。

働き始めてから、自分の終末期について考えることが増えました。

現在の日本人の多くは病院で亡くなることが多いそうです。

ですが、「今後は老人の人口増加や病院の人手不足などで、自宅や介護施設での看取りが増えるでしょう」と、介護の先生が言っていたのを思い出しました。

「今、私この家で死にたいのか?」とか、「あと一か月の命だったらどうするだろう?」
この家から飛び出すだろうなぁ、なんて考えちゃいます。笑

扶養範囲で働いて、好きな時にブログを書いて、行きたい時にジムに行って、ダイエットを楽しんでいるのに、何がこんなにもモヤモヤした気分になっちゃうんだろう💦

私も「ここが私の居場所だな♪」と、思える場所を探しに行きたい気分になりました!

あやこの感想

あやこ
あやこ

なんだか暗い気分の感想になってしまいましたが「まっ、いいか♪」
私、幸せだよ。
9月まではカラダと向き合う月間だよ。
今は、自分の終末期を考えてる場合じゃない!!
ジムに行って、血管年齢を45歳にしてやるんだ!!

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